バンコクから栃木移住したなびこの話

タイのバンコク在住9年から本帰国したアラフォー夫婦の栃木移住した話です。タイ現地採用が中年になって本帰国したら日本でどんな生活が待っているのか。仕事は?住まいは?地方移住てどんなかな?そんな話を記録していきたいと思います。

奥州・平泉へふらり女ひとり旅【毛越寺とホテル武蔵坊宿泊レポ】

こんにちは、栃木移住者なびこです。

さて11月末に行ってきた奥州・平泉旅行の続きです。

たったの1泊旅行でした。

宿泊先に選んだのは「ホテル武蔵坊」です。

選んだ理由は、いちばんの目的である毛越寺のすぐ近く(徒歩5分以内)であることと、温泉旅館であることですね。

平泉って小さな街で、宿泊先もそうたくさんないので、目的があると自然と宿泊先は絞られる気がします。

ホテル武蔵坊は昔ながらの温泉旅館

ホテルと名がついていますが、温泉旅館の内だと思います。

中尊寺に行ってからチェックインしたので、16時になっていました。

もうその時間の平泉は薄暗く、一気に気温が下がっていてとても寒かったです。

玄関に入ると、「おかえりなさいませ、お寒かったでしょう」と声をかけられました。

なんかほっこり気分です。

今回はお一人様プラン1泊2食付き16,000円です。

最近の都内のホテル代高騰を考えると、激安です。

今や東京なんてつまらないビジネスホテル素泊まりで2万円とかしますからね。

部屋はこんな感じです。

ザ・旅館じゃないですか。

部屋はエアコンで暖められていて、ポットのお湯も沸いていました。

すぐくつろいで机の上のまんじゅうとお茶を淹れて休めるんです。

こういうところが、旅館っていいですよね。

ホテル武蔵坊の食事

夕飯は30分刻みで予約制です。

こうしたおかげで、レストランが混みあわずゆっくり食べられました。

温泉入ってから食べてすぐ寝ようと思っていたので、19時予約にしました。

ちなみに温泉は、宿泊客に女性がかなり少なかったこともありガラガラの貸し切り状態でした。ラッキー。

食事メニューは見ての通り、基本的な懐石料理といった感じです。

郷土料理のハット汁です。

見た目かなり素朴なんですけど、すごく美味しい。

昼、中尊寺行く途中で食べた餅御膳についていた雑煮と同じ汁の味です。

あれおかわりしたいほど美味しかったのですが、これもかなり美味しかったです。

出汁とキノコの旨味凝縮されたような汁物です。

煮物はムール貝が入っていたのが変わってますね。

天ぷらは塩で食べるタイプです。

食事が始まってから揚げたてを持ってきてくれます。

小魚がなんの魚か分かりませんでしたが、美味し~。

メインは前沢牛のすき焼きです。

肉少ないと思うでしょ?でも霜降ってるからこれくらいでお腹いっぱいです。

アラフォーになってから霜降り肉はたくさん食べられなくなりました。

ぼーとしてると、ホールスタッフさんが肉裏返して!って声かけてくれました。

よく見てくださっているね。

ちなみにホールスタッフさん、みんなかなり年配のベテラン勢で頼りになります。

他にも前菜プレートとかあったのだけどアップ写真とっていないので、最後のデザートです。

食事を食べ終わったころにデザート持ってこられます。

手作りの甘いムースに甘酸っぱいジュレがきいてて美味しかった。

個人的には珈琲が飲みたかったけど、頼めばあったかもだけどとりあえずほうじ茶くれました。

全体的に年齢層高めなメニューかなと思いました。

若い男性だと足りないとか言うかもしれないけど、私には大満足な内容でした。

毛越寺はたっぷり1時間かけて見学

毛越寺世界遺産登録されている、日本で唯一残る平安期の浄土庭園です。

タダの庭と思うなかれ。

1000年の昔の平安時代の庭園が今もそのままの姿で残っているということがすごいことじゃないですか。

奥州藤原氏が2代目3代目と100年かけて造った庭なんですって。

庭のカテゴリーは浄土庭園です。

歩くと分かりますが、めちゃくちゃ広いんですよ。

ただのんびり池の周りを1週するだけで1時間近くかかりましたよ。

池の中にある岩は、海岸からはるばる持ってきたそうですよ。

波もなく水も綺麗だからか、植木が水に鏡みたいに写っています。

この人工的な小川では、平安貴族が小さな小舟を流して、それが流れる間に一句唄を詠むとかの優雅な遊びをしていたそうな。

小川の流れるさきには、大きな池ですね。

池のまわりには大きな松の木がいくつもあります。

まさか、、、樹齢1000年越えなのかしら。

木の根元には新しい新芽も生えてきています。

池を囲った木々と、昔はいくつか建物があったけど全部火事で燃えてしまったそうです。

日本の建造物って木造だから、よく歴史的建造物も火事で喪失ってありますよね。

もったいない、、、。

毛越寺はどうか知りませんが、こうした池を中心とした日本庭園は、建屋で庭を眺めて過ごすのに、金木犀とか季節ごとの花の香りも楽しめるように香りが流れるルートとかも考えて木々や花を植えているそうですよ。

平安貴族凄いわ。

見た目の景色の良さだけでなく香りまで計算にいれて庭を設計、しかも数十年~100年がかりで庭を造るとか、平安貴族の全力っぷりが凄い。

庭先の風や香りを楽しむ余裕が欲しいものです。

(なびこ宅の家の前には枯れた草の残骸と無造作にちらばった砂利があるのみ)

以上、平泉の旅でした。

11月末で氷点下まではいかないけど、朝の気温1度。

さすがに東北は寒かったです。

京都がオーバーツーリズムで激混み、バスも乗れないなんて報道を見ますが、東北にも平安時代を感じる素敵な寺院仏閣ありますよ。

平泉が激混みになる事はないと思うので(宿もそうないし)、紅葉や雪も同時に楽しむならこの辺りお勧めです。

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